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送料無料ラインは「平均購入点数」で決まる|送料負担が広告後粗利を削る仕組み

#マーケティング #ビジネス #EC運用 #ネットショップ運営 #Amazon物販 #送料設計 #広告後粗利

送料無料ラインを、競合を見て「だいたいこのくらい」で決めていませんか。

このラインは本来、自店の平均購入点数と単品粗利から逆算して置くものです。この記事では、無料ラインを1点購入の赤字を避けつつ2点目を誘発する位置に置くための計算手順を書きます。

送料を店舗が持った瞬間、粗利はいくら消えるか

まず、送料負担が単品粗利にどう効くかを実額で見ます。以下はすべて説明のための仮の計算例です。送料はサイズ区分・地域・契約で変わるため、自社の実際の運賃表でご確認ください。

粗利率が 54.8% から 26.8% へ半減 しました。送料は1件あたりの固定費なので、単価が低い商品ほど致命的に効きます。

そしてこの粗利率がそのまま損益分岐ACoS(広告費がこの比率を超えると赤字になる線)になります。広告を打てる余地が半分になった、という意味でもあります。

無料ラインは「1点で赤字にならない価格」から始める

無料ラインを決める手順はシンプルです。

ステップ1:1点購入で送料を負担しても粗利が残る価格を出す

上の例では、送料700円を吸収したうえで粗利を確保するには、送料負担後の粗利がプラスであれば成立します。2,500円の商品なら670円残るので成立しています。

一方、1,200円の商品ではこうなります。

1点だけ買われると赤字です。この商品を無料ライン以下で単品購入させてはいけない、ということが数字で分かります。

ステップ2:平均購入点数を確認する

ここが本題です。平均購入点数(1注文あたり何点買われているか)が

ステップ3:無料ラインを「主力価格帯の約1.5〜2倍」に置く

主力が2,500円なら、無料ラインは4,000〜5,000円あたりが候補になります。2点買えば届く位置です。

3,000円に置くと1点でほぼ届いてしまい、送料を無条件に配ることになります。逆に8,000円に置くと3点以上が必要になり、多くの人にとって「届かないから諦める」ラインになります。

無料ラインを動かしたときに何が起きるか

2点購入されると、送料700円が2点で割られて1点あたり350円の負担になります。同じ送料でも、点数が増えれば粗利率は戻ります。無料ラインの本質は送料の割引ではなく、点数を増やして送料を薄めることにあります。

判断基準:この順番で手を打つ

送料設計チェックリスト

  1. 主力SKUの「送料負担後」の粗利を実額で出したか
  2. 1点購入で赤字になるSKUがないか確認したか
  3. 平均購入点数を把握しているか
  4. 無料ラインは主力価格帯の1.5〜2倍になっているか
  5. 無料ライン到達まであといくらかを、カート画面で伝えているか
  6. サイズ区分が変わる商品(同梱で送料が跳ねる組み合わせ)を把握しているか

送料は「みんなやっているから無料」で流すには重すぎるコストです。まず主力1SKUの送料負担後の粗利を出してみてください。

店舗URLでの無料EC診断もやっています:https://ec-sekitoba.jp/#contact

引用元
・販売手数料・配送区分の最新値:Amazon セラーセントラル 料金体系ページ/FBA 配送代行手数料 ・送料設定・送料無料ラインの仕様:楽天市場 RMS ヘルプ(送料設定・送料無料ライン) ※本文中の金額・料率はすべて説明のための仮の計算例です。運賃はサイズ区分・地域・契約により異なります。

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