AIにリストを作らせると件数は一気に増えます。ただ、そのまま台帳に足すと「会社ではないもの」が混ざります。この記事では、2026年9月27日〜30日に私たちが自社の営業先リストを作ったときに見つけた不良と、それを防ぐ除外ルール4つ、名寄せの落とし穴をまとめます。
AIに集めさせた結果
まだ手を付けていなかった3カテゴリ(おもちゃ・知育、日用品・文具・手芸、アパレル)の中小メーカーを、調査エージェント3体で集めました。情報源は業界団体・組合の名簿です。出典URLを必ず付け、会社名は公式サイトのHTMLを直接見て確認する条件にしました。
- おもちゃ:130件のうち16件が重複、新規は114件
- 日用品:525件のうち132件が重複、新規は393件
- アパレル:920件のうち129件が重複、新規は791件
3体とも検索回数の上限(200回)に達しました。名簿にたどり着けなかった産地は「未取得」として残しています。プレスリリースの公開一覧からも、直近1年に自社ECの開設やモール出店を発表した会社を探しました。33,852件を絞り込み、本文を確認して新規は91件(109件のうち18件が重複)です。
追記前に全件見たら混じっていたもの
モールの出品者から拾った候補は、追記する前に1件ずつ目で見ました。混じっていたのは次の4種類です。
- 書籍:「郷土玩具」で検索すると本が当たり、古本の出品者が社名になっていた
- 海外の出品者:都市名のローマ字が社名欄に入っていた
- 注意書きの断片:『が「〇〇」である商品に適用されます。』という特定商取引法の表記の一部が社名になっていた
- 連絡先の無い個人の出品者
これをそのまま追記スクリプトの除外ルールにしました。商品コードが書籍のISBN、海外の地名、文の断片、法人格も連絡先も無い、の4つです。結果、おもちゃは87件から36件、ペットは27件から15件に絞れました。
無料ホームページの名寄せの罠
重複判定のキーをドメインにしていたため、同じ無料ホームページサービスを使う別々の工房が「重複」として消えていました(3社)。共有ドメインのときは、社名から作ったIDをキーにするよう変えています。名寄せキーは「そのドメインを誰が持っているか」で使い分けます。
人が残した判断
- 除外ルールそのものを決める
- 会社メールは深掘りの走査で264社分増えたが、他社ドメインの警告20件は送信前に人が確認する
- 計画表の実績は正本から集計し、詳細の全行がどれか1行にちょうど入ることを確かめてから書く。「済み」なのに実体が0社の行が4つあり、担当者の判断で未着手に戻した
卸先・競合リストにも使えるチェックリスト
卸先・競合・インフルエンサーのリストをAIに作らせるときも、追記前に次の4点を見てください。
- 社名欄に文の断片や地名が入っていないか
- 対象外の候補(書籍・海外など)が混じっていないか
- 法人格か連絡先を確認できるか
- 重複判定のキーが共有ドメインになっていないか
リストに不良が混ざると、その後の営業メールや提案準備の時間がそのまま無駄になります。追記前に全件見て、見つけた不良をルールに変えておくのが一番安上がりでした。
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